セローとクロスカブで楽しんでいます。バイクツーリングやキャンプ、旅行、グルメ、釣りなど趣味を綴っていきます。YouTubeにもアップしていますので、よろしければご覧ください。

北海道ツーリング計画と準備

北海道ツーリング計画

バイクに乗っていると夏に北海道ツーリングへ行きたいって誰でも思いますよね。バイクはそれ自体に乗っている楽しさと、車では味わえない爽快さがあります。
綺麗な景色で気持ちのいい道を走ればライダーはそれだけで幸せになれます。仲間とツーリングも楽しいですが、バイクの場合は不思議と一人でも楽しめますね。私の場合、車で一人のドライブだと寂しく感じてしまいますが、バイクだと大丈夫です。
休みの日、何処に行けば気持ちよく走れるかな?と考えます。
その延長線上に北海道ツーリングがあるような気がします。北海道ツーリングという言葉だけでワクワクしますね。
ライダーのロマンです。
でも実際には、距離的な問題やお金、休み、道具、積載、行き方、宿泊、など行ったことのない人は分からない事だらけで、いつか行けたらと諦める方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。北海道まで行かなくても近場で景色の良い所を走れば十分という考えもあります。私もそうでしたが昨年の夏、意を決して北海道キャンプツーリングを決行いたしました。

休み

せっかく北海道まで行ったら、ゆっくりと周りたいですよね。当たり前ですが北海道は広いので半周、一周しようとするとそれなりの距離があり時間が必要です。北海道へ行くまでも時間がかかるので、一週間以上は時間を取って楽しみたいですね。キャンプをすれば現地での滞在費も安く抑えられます。
一番ネックになるのが、まとまった休みを取ることかもしれませんね。私はなかなか行けない所なので思い切って10泊しました。フェリーの日数も含めたら14泊ですね。
結果これでも足りないと思うくらいに素晴らしい所でした。
毎年行くようなリピーターが多いのも納得できます。仕事を長期休む弊害はいくつかあると思いますが、その分の感動が味わえました。

移動手段

北海道に住んでいる方も道内でツーリングやキャンプもされていると思います。
日帰りでも一泊でもライダー天国で羨ましい限りです。
北海道以外から行く方はまず、北海道までどうやって行く?と考えます。自走で寄り道しながら行くのも楽しそうですが、現地での滞在時間を考えると遠方の方はフェリーの選択になるのではないでしょうか。私たちは名古屋港出発の太平洋フェリーで行きました。新日本海フェリーで敦賀から苫小牧の便もあります。所要時間は新日本海フェリーの方が早いのですが、苫小牧到着が夜になります。太平洋フェリーは苫小牧に11時着。名古屋港の方が近く総合的に考えて太平洋フェリーを選びました。

太平洋フェリー

フェリーで移動、宿泊など初めてでした。サイトを見るとWEB割、早割などあります。時期によって違いがありますが、早割の設定がある時は早割が断然お得です。通常料金の最大で半額です。ただ割り当ての数も限られているので人気のシーズンは直ぐに売り切れてしまいます。

太平洋フェリー予約

時期と等級によって変わりますが安めの等級は50%割引です。2ヶ月前から予約受付です、人気の時期は直ぐに満室になってしまうので、予め太平洋フェリーの利用者登録をしておきましょう。そして予約画面に進みますが、住所、名前、連絡先、日程、バイクの排気量、ナンバーなどの入力画面がありますので、早く入力できるように準備しておきます。最後の画面まで進まないと予約受付にならないので、ここでもたもたしてしまうと、早割が取れなくなります。私はナンバーの入力で遅くなり早割で予約できなくてWEB割で予約することになってしまいました。
B寝台のバイクセットで一人15,000円(早割)で済んだはずが22,500円(WEB割)になりました(泣)
帰りの予約は段取りが分かったので早く進められて早割での予約ができました。夫婦二人で行ったので二人分で15,000円高く付いてしまいました。
同じ等級に泊まるのに損した気分ですね…。

太平洋フェリーのブログはこちら 太平洋フェリーで北海道

こちらが行きのフェリー インターネット割引 (2019年)

帰りのフェリー 早割 (2019年)

2020年から運賃改定で値上がりになりました。同じB寝台だとバイクと合わせて¥1,300値上がりですね。

予約が取れたら一安心です。当日は予約した際のクレジットカードと車検証を受付に持って行けば大丈夫です。受付が混雑していなければ5分ほどで終わります。あとは乗船時間を待つだけ。

名古屋港の場合、バイクの待機場所に屋根がないので、雨が降っていると辛いですね。建物で待つことはできますが、バイクは雨ざらしになりますね。苫小牧も同じです。

太平洋フェリーは名古屋港から苫小牧まで40時間かかります。19時に名古屋港を出て2日後の11時に苫小牧に到着です。長いので嫌がる方もいますが、私は船の旅も楽しめました。
天気が良ければデッキから見る海原が最高です。


太平洋フェリーの動画はこちら↓↓↓

ルート

北海道ツーリングを計画すると、頭の中は北海道をどうやって回ろうかと地図とにらめっこです。こういう準備も楽しいですね。行きたい所、移動距離、宿泊先を考えながら決めていきます。私は苫小牧から富良野、オロロンラインを通って稚内、網走、知床、根室、釧路、帯広のルートで行きました。調べれば行きたい所だらけになってしまうので絞る作業が大変ですね。

服装

服装は悩みますよね。日程は7月11日から20日まで北海道に滞在。北海道は寒いとわかっていても、真夏の暑い時に冬のジャケットを着るって抵抗ありますよね。メッシュジャケットで寒ければカッパを着ようかと思っていましたが、ネットの情報を見ればメッシュは寒いよと。なので冬のジャケットで行きました。結果は正解。
日中は熱くてベンチレーションを開けた日は1日ありましたが、冬ジャケットがなければ途中で走るのが嫌になっていた所です。7月中旬で宗谷岬も15度、根室はもっと寒かったです。8月は行ったことがないので分かりませんが、本州とは明らかに違う気候です。入った飲食店もエアコンが設置されていないくらいなので夏場は涼しく過ごせれるでしょうね。

私はコミネの冬ジャケットでインナーを外した状態で着ました。下はジーパンで寒い時にカッパを着るくらいです。グローブは夏物で大丈夫でしたが、雨が多いのでワークマンのゴム手袋を使う頻度が多かったです。15度をメッシュジャケットでは絶対に長く走れません。

天候

北海道は梅雨がないと言われますが蝦夷梅雨があるみたいです。年度によっても違うみたいですが、私たちが行った7月中旬は通年だと天気が良くなってくる時期らしいのですが、2019年は雨が多かったですね。土砂降りは少なかったです。曇り空で時々ぱらつく感じの雨でした。綺麗な北海道を想像しますが、一週間もいれば必ず雨はあると思います。


気温は寒い時で15度くらいでした。バイクでなくても半袖は寒い気温です。真夏に出発する場合イメージが湧きませんが、全く違う気候の地域に行くので気を付けましょう。寒いのは我慢できません。
北海道から名古屋に戻って来た時はもの凄く暑く、現実に戻りました。

宿泊

フェリーが予約出来て日程が決まれば、次はルートと宿泊先ですね。全てきっちり宿泊場所を決めて計画される方もいると思いますが、雨で思ったように移動できなかったり、良い場所だから同じところでもう一泊する可能性もあったので、出る前に予約したのは3ヵ所だけです。あとは現地で前日に予約(ハイシーズンだと難しいかもしれません)。
自由な旅を目指しました。
北海道キャンプ場の本を買って下調べはしておきました。
予約したのは一泊目の富良野の星に手が届くキャンプ場と稚内のレッドバロン、和琴野営場の三か所です。和琴野営場は一泊の予定でしたが、ここを拠点として網走、屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖、知床、開陽台と行ける距離だったので3泊しました。テントの設営の手間も省けますし、荷物なしでバイクに乗れるのも楽でしたね。

星に手のとどく丘キャンプ場

和琴野営場

必要なもの

お金は別として、積載用のカバン、テント、寝具(寝袋、マット、枕)、着替え、カッパ、自炊するならクッカーやバーナー類、などなど。

バイクは積載が限られるので一つ一つ軽量でコンパクトな物を選んだ方がいいですね。私たちの道具はこちら⇨北海道キャンプ ツーリング 道具紹介のブログで紹介していますのでご覧ください。

一番大事だと思ったのはカッパ類ですね。土砂降りを想定して準備しましょう。上からヘルメット、カッパ上下、防水グローブ(私たちはワークマンのゴム手袋を使いました)、防水ブーツカバー。北海道へ行けば一日の走行距離、時間も長くなると思います。気温も低いので雨対策は重要です。防水ブーツカバーは迷いましたが、これは買ってよかったですね。靴の中が濡れない。これで土砂降りの雨でも上から下まで大丈夫でした。
普段ツーリングに行く場合は天気の良い日に行きますよね。土砂降りの日にツーリングへ行こうとはなりません。
ですが北海道で雨は付き物ですし、雨だからと日程をずらすこともできないので雨を想定した準備が必要です。時期が悪かったのか運が悪かったのか、私たちは雨が多かったです。
降ったり止んだりもあるので、ずっとカッパを着ていた方が楽でした。

いらなかった物

初めてのロングツーリングだったので、あれもこれも持って行って、荷物が多くなってしまった反省があります。
重くなり、荷物の出し入れも面倒なので極力最小限の荷物にしましょう。

タープ

現地で早い時間からキャンプをするのであれば必要かもしれませんが、夕方からであれば陽射しはそんなに気にならない。雨の時はあればと思いますが、同時に風が強ければ危ない。
私たちは初日にポールが曲がってしまいました。寝ようとした頃、風が強くなりタープが張れる状態ではなかったです。
移動をして毎日テントとタープの設置も大変です。なくても何とかなるので次回は持って行きません。

グリル

夏なのでキャンプ場でBBQしたいですよね。その為にコンパクトなグリルを買いましたが、BBQしようとするとグリル以外に炭やトング、調味料などの荷物も増えます。テーブルも二つ持って行きましたが一つで十分です。現地で食材を買ってきて、火起こしをして、調理する。普通のキャンプの時だとこの工程が楽しい時間ですが、朝から走って観光して雨にも撃たれて、夕方からテント設置してBBQの準備、片付けだとなかなか大変です。
ツーリングとキャンプ両方を存分に楽しもうとすると、どちらかの時間を削らなければいけない。次回はせっかく北海道なのでツーリングや観光を重視しようと思います。

着替え

着替えやタオルも心配で多く持っていきがちですよね。
一週間以上だと量も多くなりますが、意外とかさ張ります。私たちはフェリーやキャンプ場のコインランドリーを使用しました。2日、3日分あれば十分回ると思います。

まくら

北海道用に膨らませるタイプの枕を買いましたが、滑って寝にくいので服やタオルで十分でした。コンパクトなタイプですが、それでもいらないですね。

荷物を入れるバッグについてはこちらのブログをご覧ください。
タナックス モトフィズ MFK-082 MFK-100 MFK-102

お金

北海道ツーリングに必要なのは時間とお金ですね。フェリー代、ガソリン代、宿泊代、お風呂、食事、観光地入場料、お土産代など。持って行く道具は別と考えて、私たちが使った大体の金額です。

フェリー代  75,000円(一人37,500円)

バイクはセローとクロスカブ。夫婦二人分、太平洋フェリーB寝台の運賃合計です。フェリーの所でも記載しましたが、早割が取れなくて行きはWEB割 45,000円、帰りは早割 30,000円。バイクの排気量によって若干違います。早割が取れれば一人片道 15,000円。人とバイクを北海道まで運んでくれて 15,000円て安く感じます。

ガソリン代  13,000円(2台分)

北海道で約 2,000kmちょっと走行しました。2台でガソリン代13,000円くらい。
セローもクロスカブも燃費は良いので助かります。

宿泊代  20,000円(一人でもほぼ同じ)

北海道のキャンプ場は破格に安いです。0円から高くても 2,000円しない範囲で見つけられます。私たちは稚内と帯広はレッドバロン、キャンプ場でテント6泊、バンガロー2泊で合計 2万円くらいでした。お風呂はフェリーは無料、キャンプ場のシャワーは200円くらいでした。レッドバロンは利用券があったので助かりました。10日で2万円も安いですが、テントがあれば、0円のキャンプ場を見つけて0円で済ませる事も可能ですね。

食事代  100,000円(一人50,000円)

これが一番バラつきが出てきそうです。
ソロツーリングであれば簡単に済ませてバイクを楽しむ方向になるかもしれません。私たちは半分自炊で半分が外食。自炊といってもBBQなのでコンビニでお弁当を買った方が安いですね。
外食は旅行気分で現地の美味しい物を食べたので高く付きましたね。初めての北海道だったので、せっかく来たのだからとなってしまいます。美味しい物もありましたが外れもありました。BBQと外食で10万円くらい使いました。

富良野でジンギスカン

稚内で海鮮丼

羅臼で蟹

釧路で炉端

観光地入場料  8,740円(一人4,370円)

バイクで走ることメインであれば必要ないかもしれません。私たちは五郎の家一人 500円、網走監獄一人 1,100円、オホーツク流氷館一人 770円、阿寒湖遊覧船一人 2,000円

一人4,370円、二人で8,740円。

富良野の冨田ファームはあれだけ綺麗な施設で入場無料でした。
ライダー以外の観光客が多い所ばかりですが、初めての北海道だといろいろ立ち寄りたくなりますね。何回か行かれている方はここの費用は省けますね。

お土産代  30,000円(一人15,000円)

バイクなので持って帰ることは不可能なので、宅急便で送りました。富良野からトウモロコシ、知床から魚介類。両家に 30,000円くらいでした。魚介類はどうしても美味しそうであれもこれもとなってしまいます。

まとめ

私たちは現地で17万円オーバー、フェリーで 75,000円合計245,000円位使いました。実際は細かい物でもう少し使っていると思います。普通の旅行なら夫婦二人10日間の旅行でこの金額なら安く感じますね。ハワイ旅行一人分の旅費です。

お土産なし0円のキャンプ場を選んで、食事は一人一日 1,500円、あとはガソリン代一人 10,000円とすると、一人 25,000円で10日間滞在できることになりますね。フェリー往復で一人 30,000円なので全部で 55,000円。安く上げようとすれば頑張れますね。バイクで雄大な景色を楽しむのが目的なので、節約も苦に感じません。

北海道の動画はこちら↓↓↓