根室から霧多布岬
この日は根室のキャンプ場を出て、霧多布岬へ行き、釧路へ行く予定

朝方まで雨が降っていたのと、バンガローの居心地が良かったので築拓(ちくたく)キャンプ場を出たのが11時過ぎ。雨はやんでいるが曇空。
まだまだ寒いです。霧多布岬の名前の通り、普段でも霧が多いのかと想像がつく。霧の多い岬。名前にしたほどいつも霧という事ですよね。摩周湖も向かっている時から霧がかかって、結局何も見えなかった。
どうせ霧で何も見えないし行くだけ無駄だろう。
行きたくないとは言わないがヒシヒシと伝わってくる嫁の乗り気ではない口ぶり。
貧乏性の私は、せっかく北海道に来ているのだからダメもとでも行きたい。いや。行く。


霧がかかっていますが綺麗に見えました。やったー!
駐車場から岬まで少し距離があります。
写真は残念な感じですけど、実際は霧が晴れている時間帯もあるので来た甲斐あり!天気が悪いせいか、他に観光の方は2人くらいでした。貸切状態。たくさん写真や動画をとって存分に楽しみました。
関係ないですけど、毛虫があちらこちらにいました。季節的なものでしょうね。好きじゃないですけど自然だなぁと思いながら歩きました。

個人的に北海道で一番感動した場所です。天気が良ければなおさらかもしれませんが、霧が流されていくのも幻想的ですし、風を自由に操ってカモメが飛んでる姿も絵になります。
近くに霧多布岬キャンプ場があるので次回来る場合、ここに泊まりたいと目星をつけました。風が強い所なのでこちらはバンガローがたくさんあります。そしてお安い。電源、ライト灯はありませんが1泊1720円。雨風凌げる部屋になってるだけでありがたいので私達には十分です。ここでテント泊される方すごいなぁ。風も強くて寒いと思われます。尊敬。
キャンプをしながらまったりと、霧がなくなる瞬間を待つっていうのも贅沢な時間の使い方です。
あと間違えちゃいけないのがもう一つ手前にも霧多布岬があるんですよ。

こちらはこちらで崖が壮大で景色もいいです。着いたと喜んでいましたが
なんかネットで見たのと違う事ないかい?
と気づき、グーグルマップを開いたから助かりました。そのまま帰るとこでしたよ。ここは岬までの序章。
手前から行って、感情を高めた後に本当の岬のほうへ行くとより感動すると思います。何も見えないようなすっっごい霧だった場合は…あの景色が見えないなんてと可哀相になっちゃいますが。
釧路へ移動 くしろ炉ばた
そこから釧路へ移動。自炊が続いていたので釧路では外食の予定。ネットで検索すると釧路は炉端焼きのお店が多い。炉端焼き発祥の地らしい。
ここまで来て失敗したくないので検索。くしろ「炉ばた」が良さそうなので、予約。
口コミ当たりますように。

久しぶりに見るネオン街。釧路の駅近くで大きな飲食店街でした。キャンプばかりしていたので、北海道ではないように感じました。無駄にウキウキします。人気店なので席は時間制で1時間半という事でした。

ひっそりとした佇まい
入った瞬間からすでに風情溢れています。

写真の左側が囲炉裏になっていて、そこでお婆ちゃんが焼いてくれます。お婆ちゃんの焼き加減がまた絶妙!何十年とお店を守ってきたんだろうなぁ。食べる前からもう美味しそう。ワイワイ、ガヤガヤというイメージではなくチビチビ飲みながら1品1品を味わって食べる雰囲気のお店です。

久しぶりの生ビール。
ビール、日本酒、焼酎なんでも合いそうなメニュー
お酒好きにはたまらないおつまみばかりが勢揃いです。メニュー数も結構あるので頼みたいものがたくさんありすぎて困りました。


ホッケがボリュームがあるのでたくさん頼む前に食べながら次を考えましょう。ししゃもは卵がプチプチでいつもスーパーで買ってきて食べるものとは別物すぎました。お茶漬けも鮭が丸ごとですからそりゃ美味しくないわけがない。
お世辞抜きで本当に美味しいです。口コミ通りの美味しさとは素晴らしい。調理は焼くだけなのでシンプル。そうなると素材がいいわけなんですよ。それに焼き加減が加わって、うまっ!と言ってしまう。
私達は二人ともしいたけが苦手なんですよ。普段は頼みませんし家でも使いません。それがなんだかここのだったら食べれるんじゃないの?と雰囲気マジックで注文。
……美味しかったーー!!一人1個食べれる勢いで美味しかったー!出来る事ならまた食べたい。
ここではメニューはありますが全て値段は書いていません。その場で聞けば教えてくれます。時価なんでしょうね。
これはいくらですか?と聞くのも気が引けるので、今日は贅沢の日と割り切って好きなものを注文。
写真の物とビール2杯にウーロン茶で全部で1万円弱でした。
他にも美味しい所もあると思いますが、とても満足しました。
1万円でも安いくらいだ。とそんな大きな事は言えませんが(内心、いくらになるかビビってました)近くを訪れたら覗いてみてください。予約は絶対していったほうがいいですよ!
釧路から帯広へ
お腹も心も満足して次は帯広へ向かいます。
翌日、釧路から帯広へ。お昼を済ませレッドバロン帯広に宿泊にきました。稚内のレッドバロンと比べて町の中にあるので一瞬バイクだけ売ってる営業店かと思います。裏手にまわるとちゃんと宿泊施設がありました。稚内のキャンプ場併設を見てからの帯広店なのでこっちは簡易的に感じました。
こちらも、洗濯機、乾燥機、洗剤、シャワー無料となってます。シャワーは女性専用もあります。談話室でお湯をいれたりレンジを使えたりします。この日は満室だったので洗濯機は取り合いでしたね。フル稼働してました。
1階で洗車もできるので北海道の汚れを落として一旦ピカピカになりました。
北海道も残り1日。明日の19時にはフェリーに乗って帰らなければなりません。切ない。
翌日、とうとう最終日がきました。私達が荷物の積み込みをしていると男性の方が、話しかけてくれました。
普通に話していると、YouTubeやってませんか??といわれ
えっ………??(まだチャンネル登録も少ないし、誰かと間違えてるんじゃないの?ここでやってますと返事していいのだろうか)
みたいなことが頭をぐるぐるまわったので
やっ……て…ます。
みたいな返事で、あの時はどうもすみませんでした!
北海道ツーリングを始める前にキャンツー荷物の準備動画をアップしたんですが、それにアドバイスのコメントをくれていた、かっちんさんでした!クロスカブ とセローの2台なのでもしかしたらと思っていてくれてたみたいです。
あー!!あのかっちんさんだぁぁ!とホッとする反面、北海道でここで同じ日に宿泊する奇跡が起こるなんてビックリ感動!
かっちんさん。気付いてくれてありがとうございました!いろいろ親切にして頂いて感謝です。

帯広から苫小牧フェリー乗り場へ
そして帯広から苫小牧まで向かう最終日。
ホクレンフラッグの黄色を集めてコンプリートの予定でした。この日は日曜日。ホクレンが日曜日休みだなんてしらなかったーーー!勉強不足…。
営業している所もあるんですが全く違う方面にいかないといけない。フェリーの時間もあるので諦める事となりました。2019年バージョンの4色でツイッターにあげるのを楽しみにしていたのに(涙)日曜日のホクレンにはお気を付けください。田舎のほうは特にやってませんでしたね。

お昼を済ませ、フェリーで食べるものを調達し16時半頃にはフェリー乗り場に到着して受付をすませました。

すでにバイクはいっぱい。皆早いなぁ。この待ち時間でしみじみと北海道を振り返ります。来年もこれたらいいな!という想いと、現実へ帰りたくない…という想いと誰もが思う事でしょう

ありがとう!北海道!

そして、フェリーは行きと同様、仙台経由で40時間。

船内のまかないカレー。美味しかったですよ。500円は安い!

帰りのほうが海が荒れていたので酔いました。

帰りは行きほどのフェリーのワクワク感はもうないので、ただ乗っているだけ状態。

うわ~。着いてしまった。夢の時間は終わりました。
地元に帰ると暑い!!帰ってきた事を実感。名古屋港から渋滞、、、北海道では渋滞なんてなかったし、車も多い、、現実。
この後、無事に帰宅しましたが、またすぐにでも行きたいね。冬も行きたいね。来年も行こうね。とそればっかりでした。魅了されて北海道に移住するお気持ちが今回で理解できました。
この10日間事故もケガもなく無事に帰ってこれた事にも感謝し、またバイクでの旅を楽しんでいきます!